実践:小学校第6学年 総合的な学習の時間「命令を組み合わせてロボホンを動かそう」

新見市立思誠小学校第6学年にて、総合的な学習の時間:命令を組み合わせてロボホンを動かそう を実践しました。
実践日:平成29年2月22日(水)  授業者:岡山県立新見高等学校生徒8名

活用したICT モバイル型ロボット電話(RoBoHoN) / ノートPC / プロジェクタ
活用したアプリ Scratch
ポイント ・プログラミング的思考を育成する学習(理科)を経て、プログラミング体験をおこなった。
・小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)で示されている、「指導体制の充実や社会との連携・協働」を踏まえ、プログラミングの出前授業経験のある新見高等学校と連携して実践した。

指導の流れ

学習課題:
ロボットをプログラミングする体験を通して、意図した動作の実現のために命令をどのように組み合わせたらいいのかを論理的に考えることができる。

導 入

●高校生がプログラミングしたロボホンがあいさつし、児童の関心を高める。

●「照明を点ける」という動作を例に、人間とロボットのちがいに気付かせ、命令を組み合わせてプログラミングすることを押さえる。(下の写真は高校生扮する人間ロボット)

●本時の課題を知る。

●ロボホンが声に反応するという特徴を活かし、「なぞなぞ」をテーマにして、ロボホンと人間が順次やり取りしていく命令を作成していく。

展 開

● 1グループ(4~5名)にロボホン1体とノートPC1台の環境で活動する。

● 高校生の説明を受けながら、Scratchの操作を身に付け、ロボホンをプログラミングしていく。

● 反復の命令をどのように組み合わせると、常時ロボホンが呼びかけに反応し、なぞなぞを始めるかを考える。

● 「グループの紹介」をテーマに、身に付けた操作を活かし、組合せを考えながらプログラミングしていく。

● 完成したプログラムをグループごとに発表する。

ま と め

● 本時の活動を振り返り、グループの発表や工夫を称賛する。

● 高校生と学習したことで、分かりやすく、楽しく学習できたという児童の感想が多数あった。

活用したアプリ
・Scratch
自由にインタラクティブストーリーやゲーム、アニメーションを作ることが可能。MITメディアラボのライフロングキンダーガーテングループのプロジェクトで、無償で提供されている。

※本実践はシャープ株式会社の協力のもと、実施しました。ロボホンをスクラッチを使って動かすためには専用のソフトウェアが必要です。このソフトウェアはシャープ株式会社が開発しています。

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