実践:高等学校 商業「ビジネス基礎」
岡山県立玉島商業高等学校にて第1学年 商業「ビジネス基礎」の授業が行われました。
実践日:平成29年11月10日(金) 授業者:宮原 芳郎 教諭
活用したICT | スマートフォン(生徒自身の端末)/スマートフォン(教師の端末)/短焦点プロジェクター |
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活用したアプリ | e-ラーニングシステム「moca」 |
ポイント | e-ラーニングシステム「moca」を利用して、生徒は個人のスマホ端末から教師の発問(事前課題)に回答、授業中では全員の回答を拡大提示しながら話し合いを行う。 |
指導の流れ -「企業活動の基礎 雇用にともなう企業責任」
学習のねらい
○福利厚生の学習を通して、自分の”生きがい”について考えることができるようになる。
事前準備
●授業までに生徒は、e-ラーニングシステム「moca」で、個人のスマートフォン等から教師からの発問に回答する。
〔発問〕どのような会社だったら、従業員がやりがいを感じ働く意欲がわくと思うか。
導 入
○本時の目標と1時間の授業の流れを確認する。
○発問①「どのような会社だったら、従業員がやりがいを感じ働く意欲がわくと思うか。」について、生徒が事前課題でスマホ等から入力されたものを、拡大提示しながら確認していく。
(拡大提示は、教師のスマホから直接行う)
展 開
○発問②
発問①の回答の中にある「福利厚生」という言葉を聞いて何が思い浮かぶか自分の考えをワークシートに記入する。
(スマホ等の画面を見ながらワークシートに記入している生徒もいた)
○「福利厚生」について説明する。
○発問③
「発問②について考えたことを踏まえて、福利厚生にはどのようなものがあるか」(グループでの話し合い)
○発問④「働く上で重要と考える要素は何か。」(グループでの話し合い)
●発表する
※クラス全体で共有しておきたい意見が出たグループに発表を促し、教師からのコメントを付け加える。
まとめ
使用したe-ラーニングシステム
・moca(モカ)
LMS(Learning Management System: 学習管理システム)をベースとしたクラウド型のeラーニングシステム。
課題やテストの配布や提出、教室・生徒間でのコミュニケーション、出欠管理、そしてアンケート投票などをクラウドで実施可能。学校内での利用、自宅学習、両者のブレンデッド、反転学習など多様な学習形態に対応したeラーニングシステム。
試験問題をオンラインで提供できる「テスト機能」。1つから複数のファイルを提出できる「課題/レポート」。教師と生徒、または生徒間で双方向のコミュニケーションが取れる「チャット」と「フォーラム」。投票や調査の機能を使用した「アンケート」などの機能が搭載されている。
生徒のスマホ等の活用
玉島商業高等学校においては、e-ラーニングシステム「moca」を活用して、生徒がスマホ等を利用して課題や授業の事前学習に取り組んでいる。授業での活用だけではなく、クラス通信の配信をシステム上で行ったり、学校行事の感想をシステム上で報告させたりする取り組みも行われている。