実践:小学第1学年 生活科 ロボットで通学路を歩いてみよう

備前市立香登小学校第1学年にて、Ozobotを活用したプログラミングを実践しました。
実践日:平成29年12月12日(火) 授業者:津下 哲也 教諭

活用したICT Ozobot(オゾボット)/ モニターTV / タワーPC / デジタル教科書 / 電子黒板プロジェクタ/ 実物投影機
活用したWebサイト Googleマップ
プログラミングの  目標 ・カラーコードを組み合わせて、順次のプログラムを組むことができる。

・動きを考え、それを表現するプログラムを考えたり、修正したりする。

・プログラミングに挑戦し、協力して課題を解決しようとする。

指導の流れ

学習課題:
とうげこうのしかたをかんがえよう。

導 入

Googleマップを活用して学校周辺の地図を映し、通学路について学習したことを想起させる。事前に手描きで作成した通学路の地図を眺めながら、どのようなことに気を付けて登下校をしたらよいかを問いかける。児童たちは通学路を指でなぞりながら、隣の席の友達と確認していく。本時ではライントレースするOzobotを使って、安全な登下校のシミレーションをすることを伝える。

展 開

Ozobotを動かしてみる

作成した地図の上にOzobotを置き、思い通りに動くかどうか試す。プログラミングされていないOzobotは、当然思い通りには動かない。そこで、先生は「いつもうまくいったか」、「どんなところがだめだったのか」を問いかけ、児童の発言をつなぎながら、「T字路の手前で一旦停止し、左へ曲がる」という命令をOzobotに伝えるとうまくいきそうだということを全体で確認した。

シールで命令する

Ozobotはライン上の色の組み合わせで命令を読み取ることができることを伝え、命令の一覧と〇シールを使ってプログラムするように指示を出した。何度試しても必ず同じ動作ができなければならないことも伝えると、児童たちは意欲的に課題に取り組んだ。ある程度進んだところを見計らって、うまくいかないグループの改善を全体で行った。一旦停止をする命令のシールの配置と左へ曲がる命令のシールの配置の感覚が狭すぎると思い通りに動かなかったり、命令の順番によって動作がやや異なったりすることに気付いた。その後も試行錯誤を繰り返し、全グループが課題達成。できたグループから、更に難しい課題に取り組んだ。地図を指でなぞりながら、必要な命令と順番を確認しながら進めていくグループもあり、本時で学んだことが活かされている様子が見受けられた。


ま と め

くるまやじてんしゃにきをつけてあるこう。あぶないところでは、いったんていししよう。ちいきのひとにあいさつをして、あんぜんにがっこうへいこう。

Ozobot

Ozobotは紙やスマートフォン、タブレット上に描かれた線に沿って動く小さなロボットです。マジックで手描きした線の上でも進みます。Ozobotをプログラムするためのツール『OzoBlockly』は、オンライン上でブロックを組み合わせると、その組み合わせに応じてOzobotを自在にコントロールすることができます。OzoBlocklyはオンライン上で無料で公開されているため、いつでも誰でも利用できます。

http://ozoblockly.com/editor?mode=1&lang=ja  

https://www.ozobot.jp/より引用

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