実践:小学校第6学年 理科「防犯灯の仕組みを再現しよう」

井原市立芳井小学校
実践日:平成31年3月13日(金)  授業者:田中 雅輝 教諭

活用したICT micro:bit / PC
活用したWebサイト  Make Code
プログラミングの目 標 小型コンピューターボードmicro:bitを使い「防犯灯の仕組み」を再現するプログラミング体験を通して、自分たちの身近な生活の安全を守る仕組みについて考える
※ 本実践は、6年理科「電気のはたらき」の学習で、エネルギー資源の有効活用について学習した後に、実践を行った。
 なお実践に当たっては、センターから発刊された『 岡山県小学校プログラミング教育
実践事例集2019』に掲載された「実践事例④ 自動点灯する防犯灯をつくろう」を参考とした。

指導の流れ

学習課題:
「暗くなったら自動で明かりが点灯する防犯灯を作ろう」

導 入

実物のの防犯灯が点灯する様子を見て、「暗くなり、人を感知すると点灯する防犯灯を作ろう」という本時のめあてをつかむ。

防犯灯が点灯する条件を考える

展 開

micro:bitをプログラミングし、防犯灯の仕組みを再現する

まず、LEDライトを、micro:bitにつなぎ、「Aボタンをおすと点く」、「Bボタンを押すと消える」というプログラムを作成する。

micro:bitにLEDライトをつなぎ、回路を作成

画面左側のシミュレーターで、プログラムの動作確認ができる。

次に、パソコンルームの照度を確かめ、「一定の照度より暗いとき、LEDが点灯。そうでないときは、消灯する。」という防犯灯のプログラムを2人一組で協力して作成する。

教師は、本時で使用するブロックをばらばらの状態で掲示し、「この中のブロックをどう組み合わせたらよいか自分達で考えよう。ただし、必要なブロックが一つだけ欠けているよ。自分達で見つけてみよう。」と声かけをした。

児童らは、実物の防犯灯と同じようにLEDを光らせようと熱心に試行を重ねた。しかし、何度やってもうまくいかない。

そんな中、あるグループから、「もし~なら〇〇、でなければ□□(分岐のブロック)」を使うんじゃないかな!」という声が上がった。

他のグループも、その声をヒントにして試行錯誤を重ね、授業の後半では、全てのグループが、防犯灯のプログラムを完成させることができた。

まとめ

今回再現した防犯灯のように、身の回りにはプログラミングによって動作しているものが多くあり私達の生活を支えていることを確認し、授業のまとめを行った。

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