【GIGA取材】 岡山県立高梁高等学校の取組

【GIGAスクール構想実現に向けたICT活用推進の好事例紹介】

臨時休校中に学校が取り組めることとして、ICTの積極的な活用を行っている岡山県立高梁高等学校を取材してきました。高梁高校では、休校前からオンラインで学習できるスタディサプリの活用やG suite for Education(Google クラウドサービス)の活用準備を進めてきていました。3月上旬より学校が休校となり、生徒との連絡、健康状態の確認、課題の進行状況の報告など、生徒への連絡をなんとかスムーズにできないかと考え、G suiteのサービスClassroomを積極的に使い始め、生徒は家庭で、パソコンやスマホを使って、学校からの情報をクラウドを通して受信や返信を行いました。各クラスの担任が活用する中で、授業や課題にも活用できるのではないかと考え、教師の手作りの説明動画やWeb会議を使った授業配信を活用した学習支援への取組に繋がったそうです。休校中の遠隔での授業支援は、通常の授業と全く同じ成果は難しいですが、この学習スタイルが合う生徒もいて、積極的に参加する生徒が多く見られているとのことです。学校再開に向けた準備にお忙しい中、取材に協力してくださった高梁高校の皆様ありがとうございました。岡山県内でも文科省が進めるGIGAスクール構想の実現に向けた準備が進んでいます。GIGAスクールの取り組みは決して新たなものだけではなく、これまで各校で取り組んできた実践を基盤に進めていくことが考えられます。県総合教育センターは、今後も実践の取材を通して他校にも参考となるよう情報発信を行いたいと思います。

 - 高等学校