【GIGA取材】 岡山県立和気閑谷高等学校の取組

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先進的なICT教育に取り組んでいる県立和気閑谷高等学校を訪問しました。新型コロナウイルス感染症による休校中にオンライン授業を実施していたそうですが、今回の訪問では、通常授業での一人一台のiPadの活用状況を参観しました。1年生英語では「English 4skills」を導入し、生徒がiPadに表示された英文を読み上げると「Great」など個別評定が示される個別最適化学習を行っていました。2年生英語や3年生日本史ではG Suite for Educationのフォームで小テストを行い、生徒は慣れた様子で解答を入力していましたが、入力後は瞬時に採点され、画面に結果が表示されるので、その場で学び直しができる仕組みでした。問題のシャッフル機能もあり、再テストをする際には出題順を替えることも可能です。2年生現代文や現代社会では発問に対する自分の考えを端末に入力し、すぐにクラス全体で共有していました。3年生英語では思考ツールとしてジャムボードを活用し、グループごとに設定された画面内に自分の考えを図式化し、英作文の思考整理に活用していました。iPadの端末内でグループワークが実施されており、「3密」を避けるなど新しいグループワークの在り方を知ることができました。また、端末に入力された英文に対して、教員による添削指導がリアルタイムで行われ、スピード感のある授業展開となっていました。県総合教育センターでは、普段の授業で生徒一人一人に個別最適化され創造性を育むICT教育の実現に取り組んでいる県立和気閑谷高等学校の実践を研修講座等で紹介していきたいと考えています。

【先進的なICT教育に取り組む高等学校の紹介】

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