【GIGA取材】 岡山県立岡山操山高等学校の取組

【GIGAスクール構想実現に向けたICT活用の好事例紹介】

GIGAスクール構想実現に向け、ICTを積極的に活用している岡山県立岡山操山高等学校を取材してきました。今回の訪問では、通常授業での一人一台端末のICTの活用状況を参観しました。3年生の国語の授業では、Google Classroomで活動を指示し、生徒が送信した解答をその場で取り立てて添削したり解説を加えたりすると同時に、詳細な解説を含むGoogleドキュメントを配信して生徒が授業の内外を問わず参照できるようにしていました。生徒の状況に応じた「個別最適化」が意図されており、ICTを用いた授業のモデルとなる授業構成でした。生徒は熱心に課題に取り組み、教員の解説に真剣に耳を傾けていました。1年生の物理の授業では、教員が課題をGoogle Classroomに提示し、生徒はそれを複数人で協議し、解答を返すというICTを用いた「主体的・対話的で深い学び」を念頭に置いた授業が展開されていました。それぞれの生徒が、課題について意見を交換し、学びを深めていく姿がみられました。この他授業以外の場面においても、「全体にかかわる情報の共有は、職員室のモニターにGoogle スプレッドシートを映して情報共有している」「学年団の単位などの比較的小規模な連絡についてはKeepを使っている」など、ICT活用について、参考にする情報がたくさんありました。また、Google Classroomを用いた生徒の課題提出や添削指導などの実践例の紹介は、個別指導の充実などの面で、メリットがたくさんあることを改めて確認できました。県総合教育センターでは、今後もこれらの実践などを研修講座等で紹介していきたいと考えています。

 - 高等学校