おかやま学びたい賞

「おかやま学びたい賞」について

「おかやま学びたい賞」とは、岡山県内の小中学生のみなさんが住んでいる地域の魅力、抱える課題の解決、地域活性化の提案など、自ら課題を発見し、グループで協力しながら課題解決に取り組んだ学習の成果を募集する賞です。
「おかやま学びたい賞」の「学びたい」には、「地域の魅力を知ってもらいたい」「岡山県の素晴らしさを発信したい」「地域の課題を解決したい」「岡山県を活性化させたい」など、小・中学生の「もっと学びたい」という気持ちを応援したいという思いを込めています。
小中学生が学校で学んだことを多くの人に発信するチャンスです。たくさんの応募をお待ちしています。

令和4年度の応募作品は、小学校53点、中学校30点、応募総数83点でした。
全ての応募作品を「地域への理解を深めようとしているか」「課題の発見、テーマの設定、課題解決の方法などの学習過程の中に、発達段階に応じた新たな気づき、独自の発想が見られるか」「まとめ方や表現方法が工夫されているか」「学習に人とのかかわりを通して、広がりや深まりが感じられ、今後の学習活動の継続・発展に期待が持てるか」の4項目において審査し、最優秀賞、優秀賞を決定しましたので、お知らせします。

最優秀賞(小学校

和気町立佐伯小学校 6年生 「佐伯を有名に!大作戦 ~地域に憩いの場と観光客を~」
高齢化や人口減少という地域の課題に対して、「高齢者が集う憩いの場」、「観光客が増える話題の場」を設けるため、町内の企業や農家の協力を得ながら、お店づくりの活動を行いました。校内で組織した7つの課の取組を連動させながら、商品発売や開店に向けて取り組んだ活動をまとめた作品です。

最優秀賞(中学校)

井原市立井原中学校 2年生 「ワーク&ライフ学習 ~令和型職業体験を通したPBL学習~」

コロナ禍で企業等に出向いての職場体験が難しくなる中、職場体験の目的と実施方法について地元企業と連携をしながら再考しました。企業の担当者から出される課題に対して中学生の視点で解決案を提案していく中で、自分自身の内面に向き合い、自分自身の在り方を考える様子がうかがえる作品です。

優秀賞(小学校)

井原市立県主小学校 5年生 「そうだ!県主へ行こう! Episode3 『県主プロジェクト』」

昨年度の取組を引き継ぎ、「県主(あがたぬし)のよさをたくさんの人に広めたい」という願いを込めて、「県主ぎんざ朝市の開催」や「県主の名物づくり」をテーマに学習を進めました。地域の人との交流を通して気付いた「相手意識」や「実現性」を大切にしながら取り組んだ活動をまとめた作品です。

高梁市立福地小学校 5・6年生 「福地PR大作戦」

「福地(しろち)のよさを知ってほしい」という思いを出発点に、地元製菓と共同開発した「福地のコハク」の販売を行いました。地元の商工会や企業、高校、動画クリエイター等、いろいろな人との関わりを通してPRや接客・販売について学び、主体的に活動に取り組んだことが伝わってくる作品です。

優秀賞(中学校)

高梁市立高梁中学校 3年生 「高梁市図書館の小学生利用者数を増やそう」

小学生の図書館利用者数を増やすために、高梁市図書館の職員と連携して小学生を対象とした宝探しと読み聞かせイベントを行いました。高梁市図書館の課題から仮説を立て調査し、分析的に物事を捉え、設定した目標に向け提案をしていくという過程をまとめた作品です。

早島町立早島中学校 2年生 「早島の魅力を世界に発信 ~企業体験プロジェクト~」

早島の魅力を世界へ発信することを目的として、地元企業等と協力し、商品を開発・広報・販売するプロジェクトに取り組んでいます。地元企業に向け商品開発のプレゼンテーションを行い、選ばれた商品を「早島IGUSA花ござピンポン世界大会」で販売する等、取組の様子をまとめた作品です。