すごいぞ!野菜の汁!
動画の内容
リトマス紙に代わる野菜の汁
水溶液は、リトマス紙を使って、青色のリトマス紙だけを赤く変える酸性の水溶液、赤色のリトマス紙だけを青く変えるアルカリ性の水溶液、どちらのリトマス紙も変えない中性の水溶液に仲間分けすることができます。実は、リトマス紙を使わなくても、ムラサキキャベツ(レッドキャベツ)の汁の色の変化で、水溶液の性質を調べることができます。
ムラサキキャベツの汁の色と水溶液の性質
ムラサキキャベツを細かく刻んで熱湯に入れ、濾しだした汁は、中性で紫色です。この汁に、酸性の水溶液である塩酸を入れると、赤色になります。また、アルカリ性の水溶液であるアンモニア水を入れると、黄緑色になります。ムラサキキャベツの汁は、中性では紫色(水や食塩水)で、酸性が強くなるにつれて、ピンク色(炭酸水)から赤色(塩酸)へと変化し、アルカリ性が強くなるにつれて、緑色(重曹水)から黄色(アンモニア水)へと変化します。
おいしいだけじゃないムラサキキャベツ
ムラサキキャベツは、瀬戸内市牛窓地区で盛んに栽培されている、生産者の方の丹精がこめられたとっても甘くておいしい野菜です。ぜひ味わって、そして身の回りの水溶液の性質も調べてみましょう。
動画に関連する本
「観察実験であそぼう! 2 自然のなかで実験編」 日本宇宙少年団/監修 (汐文社)
「実験対決 1 酸性・アルカリ性の対決」 ゴムドリco./文 (朝日新聞出版)
「総合学習遊んで学ぶ野菜の本 4 かんたんにできる野菜の実験と観察 2」 伊東 正/監修 (偕成社)