きびだんごってどうやって作られているの?
動画の内容
■岡山銘菓「きびだんご」
おみやげとしてもとっても人気があるきびだんご。山脇山月堂の桃太郎のパッケージのきびだんごは、1日になんと9万個も作られています。たくさんのきびだんごは、人がつくっているのでしょうか。それとも機械でつくっているのでしょうか。
■きびだんごのつくり方
まずは、もち粉と水を「蒸練機」という機械に入れ、きびだんごの生地になる蒸し餅をつくります。そして、甘い蜜と一緒に練り合わせます。おいしいきびだんごを作る上では、生地の絶妙なやわらかさがとっても大切です。季節によって、職人が水分や砂糖の量を調整して一番よい状態を保つようにしています。
一晩おいた後、生地を絞り出します。だんごとだんごがくっつかないように餅とり粉を敷いた型におさめます。機械で包装した後、金属探知機と人の目でチェックします。
■人と機械の役割分担
機械は、同じ作業を繰り返し行う作業、 素早く同じものをつくる作業、商品を包む作業、加熱や冷却など温度を一定に保つ作業、切ったり形を整えたりする作業が得意です。季節の変化によって生じる微妙な変化の調整、味など人間の感覚が必要な作業、人間の観察力が必要な作業、そして、新たな商品開発は、人間でなければできません。人と機械が、それぞれの得意なところを出し合って、効率よく生産しています。
動画に関連する本
「お仕事ナビ 29 食品に関わる仕事」お仕事ナビ編集室/[編](理論社)
「大接近!工場見学 1 おべんとクンミートボールの工場」高山 リョウ/構成・文(岩崎書店)
「仕事場がよくわかる!社会科見学 3 食品工場」(ポプラ社)
動画に登場する「株式会社山脇山月堂」について
山脇山月堂は、1881年創業の老舗和菓子店で、明治・昭和天皇にも献上された岡山銘菓「きびだんご」を中心に、おいしい和菓子を製造しています。
伝統の味を守りながら、白桃・マスカット味や季節限定のきびだんご、ふわふわの「生きびだんご」、餡にこだわった大福など、創作的な和菓子も手掛けています。
【基本情報】
・住所: 〒702-8002 岡山市中区桑野708-1
・営業時間: 8:30~17:00
・定休日: 日曜日
・電話番号: 086-276-3013


