動物園の飼育員ってどんな仕事?
動画の内容
■飼育員 佐々木優真さん
佐々木さんは、岡山市にある池田動物園で飼育員をしています。担当している動物は、レッサーパンダ、ニホンジカ、ニホンザル、ボタンインコ、ケヅメリクガメなど全部で8種類です。
■佐々木さんの経歴
佐々木さんの出身は広島県の三次市です。佐々木さんは子どもの頃から、動物が大好きでした。祖父母の家に犬や猫、牛などがいて動物とたくさん触れ合うことができたのが今の仕事の原点になっています。人見知りで、自分からは話しかけられないとても内気な性格でした。
動物好きだった佐々木さんが、飼育員になろうという思いを固めたのは高校3年生のときです。岡山にある大学に進学してからは動物の生態を学んだり、学芸員の資格を取ったり、飼育員として生かせる知識を身につけました。
■動物の健康観察
朝8時30分。動物園が開園する前に、飼育員の仕事は始まります。まずはエサづくりです。動物の種類によって、どんなものを食べるのか、どのくらいの量を食べるのかは違います。しっかり栄養を取って、健康でいられるように考えてエサを用意していきます。そして、エサやりをしたり、動物たちのいる部屋の掃除をしたりしていきます。この時、動物たちの様子に異常がないかをチェックするのも大事な役目です。
■動物の魅力を伝える
来園する皆さんに、動物の魅力を伝えるイベントの準備や進行も、飼育員の役目です。子どもから大人まで、興味や関心を持ってもらえるように、内容や伝え方を工夫しています。お客さんが、興味を持って質問してくれたり、楽しんで笑顔を見せてくれたりした時にすごくやりがいを感じます。
■子どもたちへのメッセージ
もしこれから、迷うことがあったりしたときなどは動物たちに会いにきてください。マイペースだけど、とっても個性的な動物たちがきっといやしとひらめきを与えてくれると思います。
動画に関連する本
「お仕事ナビ 6 動物に関わる仕事」 お仕事ナビ編集室/[編](理論社)
「飼育員がつくったサルの図鑑」日本モンキーセンター/作(くもん出版)
「密着!お仕事24時 5 ゾウの飼育員の1日<金沢動物園>」 高山 リョウ/構成・文(岩崎書店)
動画に登場する「株式会社池田動物園」について
池田動物園は、1953年に開園した全国でもめずらしい山の地形を活かした動物園で、アミメキリンをはじめ、ホワイトタイガーやレッサーパンダ、フラミンゴなど約90種の動物が暮らしています。園内には、動物たちを上空から観察できる「ウォッチングサイクル」や、うさぎやモルモットとふれあえる「ふれあい広場」もあり、動物のぬくもりを身近に感じられます。
えさやり体験や飼育員によるガイド、春のお花見や夏のナイトZOOといった季節のイベントも充実しており、年間を通して、動物とふれあい、命の大切さや環境保護について学ぶことができます。
【基本情報】
・住所: 〒700-0015 岡山市北区京山2-5-1
・開園時間: 4月~10月…9:30~17:00、11月~3月…9:30~16:30
※入園受付は閉園の1時間前まで
・休園日: 6~9月・12~2月の毎週水曜日
※水曜日が祝日の場合は開園し、翌日休園
※お盆と年末年始の開園については都度お知らせ
・電話番号: 086-252-2131
・入園料: 大人(高校生以上)…1,300円、小・中学生…800円、3歳以上の幼児…400円、65歳以上…650円(年齢確認できるものの提示が必要)


