ベンガラってなんだ? 吹屋ふるさと村

動画の内容

■赤い町並みが広がる吹屋
岡山県中西部にある高梁市成羽町吹屋は、江戸時代から続く歴史ある町です。町を歩くと、屋根も壁も赤い建物がずらり。同じ岡山県にある倉敷市の美観地区は、白や黒が多い町並みなのに対し、吹屋は赤が多い町並みです。町並みの色が違うのは、建物を塗る材料(塗料)にひみつがあり、美観地区の建物には白い「漆喰」が、吹屋の建物には赤い「ベンガラ」が使われています。

■ベンガラってなに?ジャパンレッドのひみつ
ベンガラとは、銅山からとれる鉱石を原料に作られる赤い顔料のことで、インドのベンガル地方から伝わったため、ベンガラと呼ばれています。建物の塗料だけでなく、船のさび止めや、石川県の九谷焼、九州の伊万里焼などの伝統工芸品にも使われています。その美しい赤色は海外でも高く評価され、「ジャパンレッド」として知られるようになりました。

■なぜ吹屋はベンガラで栄えたの?
吹屋では昔、銅といっしょに「硫化鉄鉱」という鉱石がたくさんとれました。この鉱石からベンガラが作られます。江戸時代中ごろから本格的に生産が始まり、質の高い吹屋のベンガラは全国に広まりました。しかし、昭和47年に銅山が閉山し、昭和49年にベンガラ産業も終わりをむかえます。それでも、地域の人たちが工場や鉱山跡を大切に守り続けました。

■日本遺産に認定!未来へつなぐ「ベンガラの町」
吹屋の人々は、観光という新しい形で町を守り、美しい町並みを残してきました。その取り組みが評価され、令和2(2020)年には「ジャパンレッド発祥の地」として日本遺産に認定されました。今では、赤い町並みを活かしたイベントも開かれ、多くの観光客が訪れています。

動画に関連する「吹屋ふるさと村」について

🌷基本情報🌷
【住所】
〒719-2341 高梁市成羽町吹屋838-2
【電話番号】
★観光・観光ガイドのお問い合わせ:0866-29-2811(旧吹屋小学校内)
★取材・撮影等のお問い合わせ:0866-29-2205