柵原鉱山資料館 ~金属の原料って何?~
動画の内容
金属の原料
私たちの身のまわりには、たくさんの金属製品があります。岡山県にも、過去に金属の1つである「鉄」の原料となる石がたくさん採掘された鉱山があります。
柵原ふれあい鉱山公園
美咲町にある柵原ふれあい鉱山公園内には、昭和30年頃の鉱山の様子や鉱山町の暮らしぶりを再現した柵原鉱山資料館があります。園内には、鉱山でとれた鉱石を積んで吉井川を下った高瀬舟の模型の他、実際に使用されていた車両の展示があります。
採掘作業
地下坑道の中で、岩にダイナマイトを入れる穴をあけたり、鉱石をすくったり、かき集めたりして、採掘作業が行われていました。柵原鉱山資料館では、かつての採堀作業の様子を知ることができます。
金属は、自然界にある鉱石から取り出しています。
柵原鉱山では、東洋一の品質といわれる硫化鉄鉱石が多くとれました。鉱山でとられた硫化鉄鉱石は、鉄と硫酸にわけられ、当時、合成繊維や医薬品など、生活に欠かせない様々なものに利用されていました。
片上鉄道
岡山県備前市の片上駅から柵原駅までを結んでいた鉄道です。柵原鉱山からの鉱石輸送のほかに住民の足としても使われていました。1991年に全線が廃止されました。
磁鉄鉱
柵原鉱山では、硫化鉄鉱石の他にも磁鉄鉱がとれました。持ちあげると、重く、鉄がくっつく鉄鉱石です。かつて、たたら製鉄の原料として利用されました。
動画に関連する本
・「柵原散策」片山 薫/著(日本文教出版)
・「鉱山物語 柵原」井上 弘行/著(日本文教出版)
・「駅長猫コトラの独り言」駅長猫コトラ/語り ぱぱぱ猫/写真・文(文芸社)
動画に登場する「柵原ふれあい鉱山公園 柵原鉱山資料館」について
1955年頃、鉱山が見つかり有名になった柵原(現在の美咲町)地区は、仕事を求めて全国からたくさんの人が集まりにぎわっていました。資料館には、当時の人々の暮らしや地下400mの採掘作業が再現されたコーナーなどがあり、柵原鉱山の歴史を体感できる施設です。
【基本情報】
- 住所:〒708-1523 岡山県久米郡美咲町吉ヶ原394-2
- 電話番号:0868-62-7155
- 休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、12月28日〜1月4日
- 問い合わせ先:0868-62-7155(柵原ふれあい鉱山公園 柵原鉱山資料館)
- 料金
大人(高校生以上) 520円(410円)
小人(小学生以上) 310円(250円)
小学生未満 無料
※( )内は15人以上の団体


