津山の蘭学と「解体新書」

動画の内容

津山洋学資料館
鎖国を続けていた日本でもオランダとは交流がありました。江戸時代の中頃になると、オランダから伝わった学問「蘭学」を学ぶ人が増えました。津山市にある津山洋学資料館には、津山ゆかりの蘭学者たちが残した貴重な史料が展示されています。

今につながる言葉
津山藩の医師・宇田川玄随にはじまる宇田川家三代は西洋医学や科学の研究に熱心で、日本語に訳した「細胞」「水素」「酸素」などの言葉は今も使われています。

解体新書
解体新書は、江戸時代の中頃に西洋の医学書「ターヘルアナトミア」を翻訳して書かれた本格的な西洋医学の翻訳書です。当時の中国の医学書と解体新書を並べてみくらべると、解体新書の正確さがよくわかります。

どうやって作ったの?
解体新書はオランダ語で書かれています。江戸時代の蘭学者たちは、満足な辞書もない中、解体新書をつくりました。一体、どんな苦労があったのでしょうか。
また、世の中にどんな影響を与えたのでしょうか。

動画に関連する本

「ひらけ蘭学のとびら『解体新書』をつくった杉田玄白と蘭方医たち」 著者 鳴海 風/画 関屋 敏隆 (岩崎書店)

「読む日本の歴史6 日本をつくった人びとと文化遺産 江戸時代の町人と農民【江戸時代中期~後期】」 古川  清行(あすなろ書房)

「「もしも?」の図鑑 江戸時代の暮らし方」 小沢 詠美子(実業之日本社)

動画に登場する「津山洋学資料館」について

津山にゆかりのある洋学者たちの資料を公開展示する、全国でも珍しい洋学専門の資料館です。本物の「解体新書」のほか、精巧な木製の骨格標は必見!洋学がどのように発展していったのか、幕末から明治・大正期にかけて時代を追って理解することができます。

【基本情報】

  • 住所:〒708-0833 岡山県津山市西新町5
  • 電話番号:0868-23-3324
  • 営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日:月曜日(祝祭日の場合はその翌日)、祝祭日の翌日、年末年始(12月29日~1月3日)
  • 問い合わせ先:0868-23-3324(津山洋学資料館)
  • 料金:一般 300円(240円)/高校・大学生 200円(160円)/65歳以上 200円(160円)/中学生以下 無料 ※(  )内は30人以上の団体