生きている化石を未来へ残すには~岡山の人々が取り組む環境保全~
動画の内容
笠岡市立カブトガニ博物館
笠岡市立カブトガニ博物館では、生きているカブトガニを見ることができます。また、カブトガニと同じ時代を生きていた古生代の恐竜の展示もあり、カブトガニについて楽しく学ぶことができます。
減少するカブトガニ
カブトガニが減ったのは人間の活動が原因です。もともと笠岡の海にはたくさんカブトガニが住んでいて、とても良い産卵地でした。しかし、カブトガニは魚を採る網を破るので、駆除されました。また、産卵地だった浜が干拓で埋め立てられ、さらに生活排水で海の水が汚れると、カブトガニはほとんどいなくなりました。
カブトガニを増やす取組
カブトガニ博物館では、カブトガニを人工孵化させ海に放流したりカブトガニの生態を研究することでカブトガニの保護や繁殖につなげたりしています。さらに、笠岡市の中学生に呼びかけてカブトガニ保護少年団を結成しカブトガニの保護活動にも取り組んでいます。
動画に関連する本
「カブトガニ古代から未来へ」 作・絵 佐藤 ヒロシ (佼成出版社 )
「うちにカブトガニがやってきた!?」 文 石井 里津子(学研プラス)
「カブトガニからのメッセージ 」 著 惣路 紀通(文研出版)
動画に登場する「笠岡市立カブトガニ博物館」について
カブトガニは、約2億年前からその姿を大きく変えていないことから「生きている化石」と呼ばれています。笠岡市立カブトガニ博物館は、“カブトガニ繁殖地”である神島水道をのぞむ場所に建てられた、世界で唯一のカブトガニをテーマとした博物館です。館内の水槽ではカブトガニを間近に観察できます。
【基本情報】
- 住所:〒714-0043 岡山県笠岡市横島1946-2
- 電話番号:0865-67-2477
- 営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日:月曜日(祝日または振替休日の時はその翌日。ただし3月25日~4月10日、4月27日~5月10日、7月15日~8月31日の期間中は無休)、祝日の翌日、年末年始(12月29日~1月3日)
- 問い合わせ先:0865-67-2477(笠岡市立カブトガニ博物館)
- 料金:一般 520円(420円)
高校生 310円(260円)
市外 小・中学生 210円(150円)
※( )は20人以上の団体


