岡山から太陽をのぞいてみよう
動画の内容
岡山天文博物館
浅口市にある岡山天文博物館では、プラネタリウムをはじめ、空気が澄んだ日には瀬戸大橋を見ることができるシュミット望遠鏡があります。
太陽の大きさと距離
太陽観測室(太陽ドーム)。屈折望遠鏡で晴れた日に太陽を観測することができます。太陽も月もボールのように球形をしていることは同じです。しかし、太陽が、自ら強い光や熱を出して輝く恒星であるのに対し、月は自ら光を出すことはなく、太陽の光を反射して光っています。月の直径は約3,500km、太陽の直径は、約1,400,000kmあります。地球から月までの距離は、約38万km、地球から太陽の距離は、約1億5000万kmです。仮に地球から月までの距離を2cmとすると太陽までの距離は8mです。
太陽の表面
太陽は、四方八方に同じように光を出していて、表面温度は、約6000度です。太陽の周囲には、太陽を取り巻くガスの層、コロナがあります。その温度は、約100万度です。太陽の表面からは、プロミネンスという水素を主成分とした約1万度の炎が舞い上がっています。太陽の表面には、黒点があります。黒点は、約4000度あり、太陽の表面よりも温度が低いから黒く見えます。黒点は、少しずつ移動して見えます。これは、太陽が自転しているからです。黒点は、太陽の動きが活発になると増加して、穏やかになると減少します。つまり、黒点の観察で太陽の現在の状況を知ることができるのです。太陽の活動が活発な時、黒点の周辺では、フレアと呼ばれる爆発がみられることがあります。これにより電波障害が起きたり、オーロラが見えたりして、地球にも様々な影響を与えています。
動画に関連する本
「ここまでわかった!太陽系のなぞ」 著者 沼澤茂美/脇屋奈々代 (誠文堂新光社)
「太陽と惑星」 監修 渡部潤一 (ポプラ社)
「月を知る!」 監修 吉川真 (岩崎書店)
動画に登場する「岡山天文博物館」について
展示室だけでなく、プラネタリウムや太陽観測室があり、体験しながら天体について学べる施設です。館内の4次元デジタル宇宙シアターでは、最新の宇宙像をコンピューターグラフィックによる大迫力の立体映像で見ることができます。
【基本情報】
- 住所:〒719-0232 岡山県浅口市鴨方本庄3037-5
- 電話番号:0865-44-2465
- 営業時間:9:00~16:30
- 休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合はその翌日)、祝日の翌日、連休の場合はその翌日と翌々日、年末年始、その他館の定める日
- 問い合わせ先:0865-44-2465(岡山天文博物館)
- 料金:入館料
大人 100円 (80円)
高校生 100円(80円)
中学生 50円(40円)
小学生 50円(40円)
※( )は20人以上の団体
※入館料には、太陽観測、展示室・4次元デジタル宇宙シアター見学を含みます。プラネタリウム観覧料は別途必要です。