今日の論語

動画の内容

青少年教育センター閑谷学校がお送りする「今日の論語」シリーズです。

 過ちて改めざる、是を過ちと謂う。

 古の学者は己の為にし、今の学者は人の為にす。

 内に省みて疚しからざれば、夫れ何をか憂え、何をか懼れん。

 益者三友、損者三友、直きを友とし、諒を友とし、多聞を友とするは益なり。

 己に克ちて礼に復るを仁と為す。

 怪・力・乱・神を語らず。

 義を見て為ざるは、勇無き也。

 君子は諸を己に求め、小人は諸を己に求む。

 言を以て人を挙げず、人を以て言を廃せず。

 巧言令色、鮮なし仁。

 三人行えば必ず我が師有り。其の善き者を択びて之に従い、其の善からざる者にして之を改む。

 仁者は難きを先にして、獲ることを後にす。

 過ぎたるは猶お及ばざるがごとし。

 性相い近きなり。習い相い遠きなり。

 (一言にして以て身を終うるまで之を行うべき者有りや。)

其れ恕か。己の欲せざる所、人に施すこと勿かれ。

 譬えば山を為るがごとし。未だ一簣を成さざるも、止むは吾が止むなり。

 中庸の徳たるや、其れ至れるかな。民鮮なきこと久し。

 罪を天に獲れば、祷る所無きなり。

 天下道有れば則ち見われ、道無ければ則ち隠る。

 徳は孤ならず、必ず鄰有り。

 女、君子の儒と為れ、小人の儒と為る無かれ。

 鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん。

 子曰く、佞人を遠ざけよ。佞人は殆し。

 能を以て不能に問い、多きを以て寡きに問い、有れども無きがごとく、実つれども虚しきがごとく、犯されて校いず。

 始有り卒有る者は、其れ唯聖人か。

 人知らずして慍みず、亦君子ならずや。

 故きを温ねて新しきを知る、以て師と為るべし。

 便辟を友とし、善柔を友とし、便佞を友とするは、損なり。

 暴虎馮河、死して悔無き者は吾与にせざるなり。

 学びて時に之を習う、亦説ばしからずや。朋遠方より来る有り、亦楽しからずや。

 道に志し、徳に拠り、仁に拠り、芸に游ぶ。

 無為にして治むる者は、其れ舜か。己を恭しくして、正しく南面するのみ。

 命を知らざれば、以て君子たること無きなり。

 黙して之を識し、学びて厭わず、人を誨えて倦まず。何か我に有らんや。

 約を以て之を失う者は鮮し。

 勇にして礼無き者を悪む。

 四つを絶つ。意毋く、必毋く、固毋く、我毋し。

 利に放りて行えば、怨多し。

 礼の用は和を貴しと為す。

 老者は之を安んじ、朋友は之を信じ、少者は之を懐けん。

 吾十有五にして学を志し、三十にして立ち、四十にして惑わず。五十にして天命を知り、六十にして耳順う。七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず。

動画に関連する本

「国宝・閑谷学校|Timeless Landscapes1」 写真:小川重雄 他 (millegraph)
「こんなに変わった!みんなの学校」 総監修:大江近 (文研出版)
「学校の歴史 第3巻 校舎・校庭編」 著者:岩本努 保坂和雄 渡辺賢二 (汐文社)

動画に登場する「特別史跡旧閑谷学校」について

江戸時代前期の寛文10年(1670)に岡山藩主池田光政によって創建された、現存する世界最古の「庶民のための公立学校」といわれています。静かで自然豊かな閑谷は勉強に集中するのにぴったりだったため、この地に建てられました。むかしの子どもたちが論語などを学んだ講堂や、岡山県の伝統工芸品である備前焼でできた屋根瓦の美しい姿は圧巻です。

【基本情報】

  • 住所:〒705-0036 岡山県備前市閑谷784
  • 電話番号:0869-67-1436
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 休館日:12月29日~31日
  • 問い合わせ先:0869-67-9900(特別史跡旧閑谷学校:保存会事務局) 0869-67-1436(特別史跡旧閑谷学校:総合受付・史跡受付)
  • 料金:

大人 400円(320円)
小中学生 100円(80円)
65歳以上 200円
※( )は30人以上の団体