「児島湾の干拓と先人たち」問題提示編

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岡山県南部の岡山平野の地名を見ると、島ではないのに「島」とつく地名が複数あります。400年ほど前の地図を見ると、これらは実際に島。つまり、平野の大部分がかつては海だったことが分かります。このあたりは江戸時代から昭和にかけて、「干拓」という方法で、人の手によって海から陸地になったのです。海の中に堤防と水門を作り、「しおのみちひき」を利用しながら陸地をつくる干拓は、模型で再現しようとしてもむずかしく、実際の干拓はとても大変だったはずですが、岡山県では長い時間をかけておよそ20000ヘクタールを干拓しました。今回の考える問題は、「児島湾の干拓は、どんな目的で、どのようにして行われたのか」。着目する点を変えながら、考えるヒントをさがしていきましょう。