使われた水のしょり

岡山県児島湖流域下水道浄化センター
学校や家庭で使った水はどこに行っているのでしょうか。岡山県児島湖流域下水道浄化センターは、岡山市、倉敷市、玉野市の一部と早島町の全域の下水を処理しています。西日本最大級の下水道浄化施設であり、１日におよそ20万㎥、25ｍプール370個分の下水を処理しています。

最初沈殿池
下水をゆっくり流し、比較的大きなごみや土などを沈めて取り除きます。

生物反応槽
生物反応槽の水の中には「微生物」という目に見えないくらい小さな生き物がたくさんいます。微生物の習性を利用して汚れを食べてもらって水をきれいにしています。汚れを食べて増えたり大きくなったりした微生物は、底に沈み固まりやすくなります。

最終沈殿池
増えたり大きくなったりした微生物を沈めて、上澄みのきれいな水を取り出します。底にたまった汚れなどは、脱水した後、処理施設に送られます。

急速ろ過池
さまざまな大きさの砂利や砂を何層にも重ね、その中に最終沈殿池から出てきた水を通して細かな汚れも取り除き、綺麗になった水を外に流しています。

「調べよう！ わたしたちのまちの施設　浄水場・下水処理場」 新宅 直人／指導
「行ってみよう!社会科見学　1　　浄水場・下水処理場　」国土社編集部／編　（国土社）
「調べようごみと資源　6　水道・下水道・海のごみ」 大角 修／文 　 松藤 敏彦／監修

岡山県児島湖流域下水道浄化センターは、岡山市、倉敷市、玉野市の一部及び早島町全域の下水を処理し、児島湖に放流している施設です。浄化後の水は、浄化機器などの冷却や自然環境体験公園の水路に利用したりして、1日平均14万トン（夏は平均20万トン）児島湖に放流されています。

【基本情報】

• 住　　所：〒７０６-０２２６　岡山県玉野市東七区４５３
• 電話番号：０８６３ｰ５１-１９５５
• 見学時間：９：００～１２：００、１３：００～１６：００
• 営業日：月曜日～金曜日
• 定休日：土・日・祝、年末年始
• 問い合わせ先：０８６３ｰ５１-１９５５
• 料金：無料（要予約）
  危険な場所があるため、職員の案内が必須となっております。必ず事前にご予約ください。