川の様子を見てみよう
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動画の内容
一級河川
河川は上流部から小さな河川が合流し、この合流を繰り返しながら徐々に海へ向かうにしたがい、大きな河川となります。これらの1群の河川を合わせた単位を「水系」と呼んでいます。国土や国民生活を守るために特に重要な水系であると国の規則で決められたものを「一級水系」と呼び、一級水系のうち国土交通省が管理している河川が「一級河川」です。岡山県の一級河川は、旭川、吉井川、高梁川です。
川の様子
川は、上流・中流・下流でそれぞれ特徴があります。上流は川幅がせまく、川岸が崖のようになっていて、コンクリートで固めたような工事をしているところもあります。山の中は土地の傾きが大きいため水の流れが速く、大きくてゴツゴツ角張った石がたくさんあります。中流は、上流よりも川幅が広くなり、カーブしたところには川原ができています。水の流れも上流よりゆるやかで、丸い石が上流よりも増えてきます。下流は、川幅がとても広く、広い川原があります。下流の辺りは平地であるため、川の流れもゆるやかです。小さい石が多く、砂もあります。
河川の管理
台風や大雨の影響でいつもより川の水の量が増えたとき、流れる水は、川底の石や砂を運んだり、堤防をしん食して、川岸や堤防がくずれることがあります。また、ものすごい大雨がふると、川の水が堤防を乗りこえて氾濫(はんらん)が起こり、住宅があるところへ流れ込んでくることもあります。それを防ぐため、川岸や堤防をコンクリートで固めたり、上流にダムをつくったりして、災害から命を守るために川は管理されています。
動画に関連する本
「川原の石の観察と実験」 馬場 勝良/著 (さ・え・ら書房)
「日本列島大地まるごと大研究 1 川・石ころの大研究」 ポプラ社 (ポプラ社)
「生きのびるための流域思考 」岸 由二/著 (筑摩書房)