音ってなんだ?

動画の内容

エスパス管弦楽団
真庭市鍋屋にある久世エスパスセンターで、オーケストラ演奏を響かせるエスパス管弦楽団。素敵な楽器の音はどうやって出しているのでしょうか?

音の正体は「振動」、音の大小の秘密は「振幅」
打楽器のティンパニから音が出る時、張られた膜が振動していることから、音の正体は「振動」と分かります。さらに、音を波の形で見ることができる「オシロスコープ」を使うと、音の大きさには、振動の幅である「振幅」の大きさが関係していることが分かります。

音の高低の秘密は「振動数」
弦楽器のバイオリンは、弦を振動させると音が出ます。オシロスコープを使うと、音の高低には、1秒間で振動する回数である「振動数」の多さが関係していることが分かります。弦の押さえ方で長さを変えると、振動数が変わって音の高さも変わります。また、金管楽器のトロンボーンは、マウスピースで唇を振動させると楽器内の空気が振動して音が出ます。スライド管を動かして長さを変え、音の高さを変えています。さらに、コントラバス、チェロ、ビオラ、バイオリンの音を聴き比べると、楽器のサイズが小さいほど、振動数が多く高い音が出せることが分かります。

ホールの形式の工夫
久世エスパスセンターのホールには、ダンスや演劇用の「プロセニアム」形式や、オーケストラのコンサート等用の「シューボックス」形式があります。ホールによって音の聴こえ方が違うのは、音の余韻である「残響」を調整しているからです。また、ホールに座って演奏を聴くだけでなく、ジュニアのバイオリン教室では、本物の楽器に触れて音の振動を体感することも出来ます。

【動画に登場する演奏者】
エスパス管弦楽団コンサートマスター  中野了(なかのさとる)
エスパス管弦楽団ヴィオラ講師     橘由美子(たちばなゆみこ)
エスパス管弦楽団チェロ奏者      池田誉(いけだたかし)
エスパス管弦楽団コントラバス講師   嶋田真志(しまだまさし)
トロンボーン奏者           山下真穂(やましたまほ)

動画に関連する本

「いたずら博士の科学だいすき 2-10  音を楽しむ」 小峰書店 (小峰書店)
「実験対決 16  波動の対決」  ゴムドリco./文 (朝日新聞出版)
「音のふしぎ百科 1」 繁下 和雄/編著 (樹立社)

動画に登場する「久世エスパスセンター」について

真庭市の人を育て、夢を育み、文化の薫り高い豊かなまちづくりを推進するため、優れた音響性能を持つホールとして評価の高い「エスパスホール」を中心に、質の高い芸術文化公演等、魅力的な催しを財団、または、財団と地域とが協働して企画し開催することにより、市民に優れた芸術文化に触れる機会を提供するとともに、真庭市の芸術文化水準向上の基盤づくりに向けた次世代の人材を育成し、また、市民が主体となって参加する創作活動の場や機会を提供しています。

【基本情報】

  • 住所:〒719-3214 岡山県真庭市鍋屋17-1
  • 電話番号:0867-42-7000
  • 営業時間:9:00~22:00(18:00)
  • 休館日:毎週水曜日(祝日の場合は翌平日)年末年始