砂防と防災~町を守る砂防ダム(堤防)のヒミツにせまる~
動画の内容
電気やガスのない時代は、山の木を切って燃やしていた
だから、大雨が降れば多くの水と土が山から流れ出て大きな被害を受けていた
当時福田村(現在の備前市)に宇野圓三郎という人がいた
圓三郎の村でも土砂災害に困っており、いろんな工事をした
結果は上手くいったが、工事のために自分のお金を使いすぎてしまった
その後、岡山や総社で大洪水が起きて被害が出た時に自分が考えた「防災アイデア」を県知事に提案した
知事は圓三郎のアイデアをすぐに採用して県議会に提案したところ、全員が賛成した
岡山県は圓三郎のアイデアを採用しただけでなく、圓三郎を県の職員に採用した
この時、圓三郎48才、73才で退職するまで工事の技術や山を守る必要性を熱心に教えた
知事に建言書を提案した夜、年老いたお百姓さんから、そのアイデアは、230年前の熊沢蕃山先生の教えと同じだと教えてもらった
そこから蕃山先生の書物を読んで、自分の考えが間違っていないことを知った
総社市にある井風呂谷川砂防三号堰堤は、圓三郎が工事した岡山県の近代砂防を代表する遺産
動画に関連する本
動画に登場する「井風呂谷川砂防公園」について
【基本情報】
- 施設正式名:井風呂谷川砂防三号堰堤
- 住 所 :総社市見延
- 電話番号 :0866-92-8302(総社市役所 都市計画課)
参考にした書籍
・宇野円三郎「砂防と防災」の動画
・備前玉手箱 宇野圓三郎物語 第二版