フィギュアスケーターってどんな仕事?岡山県出身の人に聞いてみた
動画の内容
フィギュアスケーター・高橋大輔さん
氷の舞台の上でアイススケートをしながらダンスや劇を演じる「フィギュアスケーター」の高橋大輔さんは、国内外のアイスショーに出演しているだけでなく、ショーの内容を考えたり、スケート教室を開催したりと、幅広く活躍しています。
高橋さんの経歴
倉敷市出身で、倉敷市立連島中学校、倉敷翠松高校を卒業後、大学へ進学した高橋さん。幼い頃、人見知りのおじいちゃん子だった高橋さんは、小学2年生でスケートを始め、中学生で全国大会2連覇、高校生で日本人男子初の世界ジュニア選手権優勝を果たしました。そして、社会人になった2010年、バンクーバーオリンピックで日本人男子初の銅メダルを獲得しました。2023年5月に競技を引退し、フィギュアスケーターとして活動を始めました。
アイスショーの準備
本番までの準備期間は1週間から1か月と様々。アイスショーは、ソロ演技以外にも、オープニングやフィナーレ、グループナンバーもあり、音楽に合わせた振付を覚えて練習します。練習以外にも、ショーの曲や振付、照明などの演出、衣装といったたくさんの準備も必要です。高橋さんが一番得意な「ステップ」には、ダンスや演技の経験で磨かれたリズム感が活かされています。
アイスショー本番当日
本番3時間前に会場入りし、体調によってはマッサージをします。
本番約1時間前になると、ストレッチで体をほぐしてリラックスムードへ。本番約30分前になると、パートナーの村元哉中(むらもとかな)さんとリハーサルを行い、男性が女性を持ち上げる技「リフト」のタイミングや音合わせを確認します。本番直前、メイクをして衣装に着替え、シューズの紐を結んだら、本番モードのスイッチオン!
フィギュアスケーターのやりがい
ショーでは、会場が一体となって1つの作品を作り上げ、演技で多くのお客さんが笑顔になります。忙しさや疲れも吹き飛ぶほどの感動ややりがいを感じられると高橋さん。表現できる場所や支えてくれる人たちの存在への感謝を忘れず、挑戦を続けています。
動画に関連する本
「オリンピック・パラリンピック全競技 5 スキー スケート カーリングほか」日本オリンピック・アカデミー/監修(ポプラ社)
「 <スポーツ感動物語>アスリートの原点 1 才能に勝る努力 (学研プラス)
「お仕事ナビ 5 スポーツをする仕事」お仕事ナビ編集室/[編](理論社)