牛窓地域の沿岸漁業
動画の内容
■漁業の方法
漁業の方法は、遠くの海まで出かけ長期間行う「遠洋漁業」、日本近海で数日がかりで行う「沖合漁業」。小型船で海岸やその近くで行う「沿岸漁業」、そして魚や貝、海藻などを人の手で育てる「養殖業」があります。
■牛窓漁港で主に行われている「沿岸漁業」
漁師さんの船に乗って、一緒に漁に行ってみましょう。海から棒がたくさん飛び出しています。海の中をのぞいてみましょう。網が張ってあります。これは、海の中に立てた棒に網を張って魚を捕る「定置網漁」です。魚には、網にぶつかると、網に沿って進むという性質があります。定置網漁は、その性質を利用した漁です。網の先は袋のような形になっているので、その部分にどんどん魚が集まります。
■牛窓漁港
水揚げした魚は市場に運びます。
まずは、魚の選別作業です。種類や大きさごとに分けていきます。
次は、せりです。魚を誰がいくらで買うかを決めていきます。
せり落とされた魚は、鮮度を保つために氷と一緒に箱に入れます。
そして、トラックでスーパーマーケットや飲食店などへと運ばれていきます。
また、水産加工施設や冷凍倉庫などに運ばれることもあります。こういった施設では、干物や練り物など、さまざまな製品に加工されます。
■魚が食卓に届くまで
漁師だけではなく、市場の人や魚を市場に買いに来てそれを運ぶ人など、いろいろな人たちの働きのおかげで、食卓に魚が届けられます。
動画に関連する本
「お仕事ナビ 7 海と大地で働く仕事 」 お仕事ナビ編集室/[編](理論社)
「科学がひらくスマート農業・漁業 4 魚をそだてる海の牧場」 小泉 光久/著(大月書店)
「漁業国日本を知ろう 中国の漁業」吉田 忠正/文・写真(ほるぷ出版)
動画に登場する「牛窓町漁業協同組合」について
牛窓町漁業協同組合は、昭和40年の設立以来、地元の漁業者と共に、自然豊かな牛窓の海を守り、漁業を支え続けています。
瀬戸内海特有の潮流と美しい島々に囲まれた漁場は、天然の好漁場として豊富な魚介類を育み、季節ごとに多彩な水産物を水揚げしています。特に、マダコやタイ、のり、かきの養殖など、牛窓ならではの高品質な水産物が特徴です。
漁業者と消費者を繋ぐ役割を果たし、安定した供給を行うとともに、環境保全活動にも積極的に取り組んでいます。また、地域との交流を大切にし、観光事業も手掛けながら、豊かな海の恵みと自然を次世代に繋げています。
【基本情報】
・住所: 〒701-4302 瀬戸内市牛窓町牛窓3909-1
・営業日: 月~金曜日
・営業時間: 8:30~17:00
・休業日: 土・日・祝日
・電話番号: 0869-34-3065
牛窓町漁業協同組合では、牛窓の魅力を楽しめる観光事業の予約も受け付けています。
・島巡り(要予約)…20名まで:38,500円(1名増ごとに+1,320円)
・地曳網(要予約)…基本2網:82,500円
・釣船(要予約)…3人まで:28,000円~(時期により変動)


