フラワーアートディレクターってどんな仕事?

動画の内容

■フラワーアートディレクター 萬木善之さん
萬木さんは、笠岡市の花屋「フローリスト萬」を拠点にフラワーアートディレクターとして活動しています。フラワーアートディレクターとは「花や植物を使ってアート作品を作る仕事」です。

■萬木さんの経歴
笠岡市出身で笠岡市立笠岡東中学校、岡山県立笠岡商業高校、大学を卒業後、日本フラワー学園で、フラワーデザインと生花を勉強しました。
子どもの頃は、野球やサッカーに夢中になっていました。工作も大好きで、粘土や紙を使って船などを作って楽しんでいました。生まれた頃から花に囲まれて育ちましたが、正直、子どものころは花に全く興味がありませんでした。しかし、大学生の頃に、はじめて花を使って作品をつくる「フラワーデザイン」と出会い「こんなに面白い世界があるんだ!」と感動しました。元々ものづくりが好きだったので、一気に夢中になりこの仕事を目指しました。
花を贈る文化が盛んな、スウェーデン・フランス・イギリスなどでも、フラワーデザインを学びました。その後、おじいちゃんの代から続く、このお花屋さんを受け継ぎ、フラワーアートディレクターとして活動しています。

■フラワーアートのつくり方
まずは、「デザインのイメージ」を考えます。萬木さんが作品を作るうえで大切にしているのは「笑顔」です。「どうすれば笑ってくれるか?喜んでくれるか?」というイメージをしっかりと持つことです。
作品のイメージが固まったら、花を決めます。色や種類など、その時期にキレイに咲いている花を中心に最初に決めた「イメージ」で選びます。
使用する花が決まったら、「飾りつけ」。ここで大切なのが、花の量です。花は、多い方が豪華ですが、多くすると一輪一輪の存在感が弱くなってしまいます。花の割合にも注意しないと、色鮮やかに見えません。
飾り付けが終わったら、「笑ってくれますように!喜んでくれますように!」と、思いを込めて完成です。

■子どもたちへのメッセージ
ストレリチアには、「輝かしい未来」という花言葉があります。みんなの「夢」という名の花が、鮮やかに咲き誇りますように。

動画に関連する本

「花屋さん・ドラッグストア」青山 由紀/監修(金の星社)
「あなたもできるフラワービジネス」東 潔/著(誠文堂新光社)
「アーティフィシャルフラワー基本テクニック 2  イメージを伝える花合わせ色合わせのコツ」渡辺 俊治/著(六耀社)

動画に登場する「フローリスト萬」について

フローリスト萬は、長年にわたり地元の人々に親しまれている、地域密着型のお花屋さんです。
店主の萬木さんは、フラワーアートディレクターとして多数の受賞歴をもち、国際フィギュアスケートのメダリストブーケをはじめ、様々な作品でお客さんを笑顔にしながら、国内外のメディアでも活躍しています。
独創的なフラワーギフトが特徴で、動物や食べ物をモチーフにしたアレンジメントや、デニムや木材を使った作品もあります。プリザーブドフラワーや光触媒エコフラワーなどのギフト商品も充実し、胡蝶蘭やお祝い花のオーダーにも対応しています。

【基本情報】
・住所: 〒714-0086 笠岡市五番町5-96
・営業時間: 平日・土曜日…9:30~19:00、日曜日…9:30~17:00
・定休日: お盆、年末年始
・電話番号: 0865-63-5757