実践:高等学校第2学年 英語「修飾語を加える」
岡山県立林野高等学校第2学年にて、英語表現Ⅱ:修飾語を加える を実践しました。
実践日:平成29年2月6日(月) 授業者:岡堂 与司史 教諭
活用したICT | パソコン(生徒一人一台) / プロジェクター / スクリーン・インターネット / Bluetoothスピーカー |
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活用したアプリ | Google Classroom / Google Docs / Google Chrome |
ポイント | 生徒 ・Google Classroomを利用した情報共有、意見交換 ・Google Docsを利用しての文書作成 ・インターネットからの情報収集教員 ・Google Classroomを利用した、生徒への素早いフィードバック、アフターフォロー ・画像を利用した視覚的サポート ・Power Point資料を利用した板書時間の削減 |
指導の流れ
目標と観点:
Google Classroomを活用して互いに情報を共有しながら、携帯電話の良い点、悪い点を踏まえ、“If you were a teacher at Hayashino High School, would you allow your students to use their smartphones during school hours?”について、時・理由、譲歩・条件を表す副詞節を用いて、英文を書くことができる。(コミュニケーションへの関心・意欲・態度)(表現の能力)
導 入
※授業の開始前には、英語の曲をBluetoothスピーカーで流し、英語を使う雰囲気を作る。
●Oral Presentation
・教員は、スクリーンに携帯電話、スマートフォンの写真を映し出し、本日の授業では、携帯電話の良い点、悪い点をまとめ、それに関して英文を書くということを全体に話す。
・教員が生徒に既習事項を質問をする。
●Warm-up (Small Talk) “What apps do you use?”
・2人1組のペアで行う。
・ペア活動の前に、スライドを用いた教員のデモンストレーションを聞き、既習の副詞節を使って英文を書くという本時の目標を理解する。
●Pair Reading
・スクリーンを活用し、前時の学習内容を音読を通して確認する。
・ペアを作り、じゃんけんをする。勝った生徒が教室後方を、負けた生徒が前方のスクリーンを見る。スクリーンには、日本語と英語の文がそれぞれずつ映し出されており、勝った方は、負けた方が話す日本語をもとに、英語で答える。ペアでの音読が終わるごとに、全体で音読をする。
●本時の目標を全体で確認する
・スクリーンに大きく映し出す。
・予めA3用紙に目標を印刷し、スクリーン横のホワイトボードに貼っておく。
展 開
●問いに対しての賛成・反対の多数決をとる
・Classroomの“問題”を活用し、“If you were a teacher at Hayashino High School, would you allow your students to use their smartphones during school hours?”という問いに対して、賛成か反対かを各自で入力する。
・教員が、スクリーンに賛成・反対の数を映し出し、全体で共有する。生徒は、リアルタイムで集計が行われる様子を見ることができる。
●情報収集をする
・インターネットを使い、携帯電話の良い点、悪い点の情報を英語のサイトから収集する。
●意見交換をする
・Google Classroomの“ストリーミング”を活用し、賛成意見、反対意見の理由、他の生徒への意見を英文で入力する。
●英文でまとめる
・個人の意見をまとめ、教員に提出(送信)する。
ま と め
●まとめ
・教員は、生徒が書いた英文をいくつかスクリーンに映し出す。
・時・理由、譲歩・条件を表す副詞節が正しく使われている箇所を全体で共有する。
(時間があれば、スクリーンを利用して生徒に英文を読ませて発表させることや、どの英文がよい意見かを投票させることも可能である。)
●Reflection(振り返り)
・本時の内容の中で学んだ重要だと思うこと、疑問点、新たな発見、感想などをまとめ、Google Classroomの“振り返り“に各自で入力し、全体で共有をする。
活用したアプリ
・Google Classroom
Classroom は、教師が簡単に課題を作成、整理し、効率的にフィードバックを提供し、クラスとのコミュニケーションを円滑にするのに役立つ、G Suite の新しいツールである。生徒は Google ドライブで学習内容を管理し、課題を終えたら提出する。教師やクラスメイトとのやり取りも直接行える。課題を作成、回収
Classroom には Google ドキュメント、ドライブ、Gmail が組み込まれており、教師は課題の作成と回収をペーパーレスで行うことができる。また、課題を提出済み / 未提出の生徒を容易に確認できるほか、個々の生徒に直接リアルタイムでフィードバックを返すことができる。クラスのコミュニケーションを改善
教師は生徒に対して、リアルタイムでお知らせを送ったり、質問を投げかけたり、コメントしたりできるので、クラスの内外でのコミュニケーションが向上する。効果的に管理
Classroom では、課題ごとや生徒ごとに、ドライブのフォルダが自動的に作成される。生徒は課題ページで課題の期限をすぐに確認できる。 (引用元:https://classroom.google.com)・Google Docs
スマートフォンからドキュメントの作成や編集ができるほか、他のユーザーと共同編集することもできる。英語での音声入力も可能なため、スピーキング能力の向上に活用が期待される。