実践:高等学校 商業「マーケティング」

岡山県立津山商業高等学校にて第2学年  商業「マーケティング」の授業が行われました。
実践日:平成29年9月27日(水)     授業者:小林 通浩 教諭

活用したICT iPad(教師用)/短焦点プロジェクター/まなボード
活用したアプリ Keynote/iProjection/思考ツール(イメージマップ・フィッシュボーン図)
ポイント iPad:教師による拡大提示のための端末活用

(生徒が記入したワークシートを撮影し、拡大提示)

指導の流れ -「魅力あるお店を考えることから、学習と津商モール(全校生徒による販売実習)とのつながりを意識できるようになろう」

学習課題:

○市場調査の重要性と情報の活用について関心をもち、「津商モール」を題材として取り上げ、活動の見通しを持ってグループで協調的問題解決型学習ができる。

○起業について、様々な角度から多面的に検討し、最適な検討結果を求めることができる。

○顧客満足を実現するために必要な情報を市場調査で収集し、分析・解釈し伝える知識と技術を理解する。

導 入

●前時に個人で作成した思考ツール(イメージマップ)を確認し、本時からの学習の見通しを持つ。

(生徒が作成したイメージマップをタブレット端末に取り込み、拡大提示をしながら確認を行う。)

展 開

●顧客満足の実現のために、どのようなお店が良いか、前時に個々で作成した思考ツール(イメージマップ)で広げた意見を付箋に記入し、フィッシュボーン図を活用してまとめる。

●グループで意見を整理(構造化)し、発表準備をする。

●「まなボード」を黒板に貼付し、発表する。

○「まなボード」では、教室後部の生徒からは見えづらいので、タブレット端末で撮影してプロジェクターから拡大提示する。

まとめ

●生徒の発表をまとめ、顧客満足の実現はどのようにあるべきかを提案する。
●本時の学習内容や取組内容の振り返りを、リフレクションシートに記入させる。

使用したICT機器

・まなボード

ワークシートを挟む、ボードに書き込むなど、さまざまな使い方が出来ます。テキストやワークシートを挟み込み複数の情報の比較、グループの協働制作や分類討議などが効果的に行えます。市販のホワイトボードマーカーとイレイザーで書いたり消したりできます。マグネット付きなので黒板に貼ることができます。

思考ツール活用の効果

思考ツールは「考え方」を示し補助するツールです。考えのプロセスや根拠が可視化されます。児童生徒の「考える」が可視化され、なにを見てそう思っているのか、どんな情報を持っているのか、どこまでできているのかが分かるようになります。授業での活用を継続していくと、他教科や生活場面で自発的に使うようになるとされています。

 

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