おかやまICT活用実践事例集

実践:小学校第6学年 総合 Ozobotでプログラミング

岡山市立岡山中央小学校第6学年にて、Ozobotを活用したプログラミングを実践しました。
実践日:平成29年12月19日(火) 授業者:福島 裕之 教諭 ゲストティーチャー:山内 隆彦 校長

 

活用したICT Ozobot(オゾボット)/ タブレット端末 / プロジェクタ / ノートPC
活用したWebサイト OzoBlockly(日本語版) http://ozoblockly.com/editor?mode=1&lang=ja
ポイント ・実物を動作させながら、プログラミングの基本となる概念(順次、反復、分岐)を含んだプログラミング的思考を育成する体験

・ビジュアルプログラミング言語(OzoBlockly)を活用したプログラミング

指導の流れ

学習課題:
Ozobotをプログラミングして課題をクリアしよう。

導 入

プログラミングとは何か、プログラムで動いている物はどんなものがあるかを先生が問いかける。プログラミングという言葉は初めてでも、児童たちは身近な機械に活用されていることに友達の発表から気が付いていく。中には「運動会のプログラムも同じかな?」と答える児童もおり、先生がしっかり賞賛する。その後、身近なお掃除ロボットが動作している動画を視聴させ、順次、分岐、反復の概念を具体的につかんでいく。そしていよいよOzobotの登場。

展 開

課題1 池の周りを回るプログラムを作ってみよう(順次)

Ozobotはラインの分岐に差し掛かるとランダムにラインを選んでトレースする。確実に一周させるにはプログラミングが必要になる。アルゴリズム(問題を解決するための方法や手順)という言葉を児童に知らせ、まずは、ワークシートに池を一周するに必要なアルゴリズムを書き出し、理解を深めていく。

ワークシートに書き出したアルゴリズムをもとに、Webアプリケーション(OzoBlockly)でプログラムを作成して実行すると、Ozobotは見事に池を一周した。タブレットからOzobotに命令を送るときは、タブレットの画面上にOzobotを置き、画面の点滅で転送する仕組みで、児童たちから驚きの歓声が上がった。

 

課題2 池の周りを回るプログラムをまとめてみよう(反復)

課題1で作成したプログラムは、同じことを何度も繰り返していることに児童たちが気付く。そこで先生から、繰り返しの命令をまとめるブロックの使い方を教わり、再度プログラムを作成して実行すると、同じようにOzobotは池を一周した。児童たちからは「足し算が掛け算になったみたい」、「繰り返しの4回を8回にすると二周するんじゃない?」などの声が上がり、反復の概念の理解が深まった。

 

  課題3 複雑になったコースで池を回るプログラムを作ってみよう(分岐)

課題3はレベルアップ。途中で道が分かれる交差点ができ、コースが複雑になった。その交差点には色がついている。Ozobotは色を認識 することができるので、「交差点が赤色だったら、まっすぐ進む」「交差点が青色だったら、右を向く」という分岐の命令をプログラムする必要がある。先生はあえて多くのヒントを与えずにスタートさせると、児童たちは目の色を変えてグループで協働して課題解決に取り組んだ。いきなりタブレット上でプログラムを作るのではなく、まずはグループで地図を指さしながらアルゴリズムを確認していくグループが目立った。課題1・2で学んだことを活かしながら試行錯誤を繰り返し、『プログラミング的思考』を深め、徐々に正解に近づいていった。15分ほど経つと、課題が達成できたグループから次々に「やったー!」と達成感に満ちた大きな歓声が上がった。クリアできたグループはスペシャル課題に取り組んだ。

 

ま と め

スペシャル課題では、答えが一つではないことを確かめたうえで、

・プログラミングの基本的な構造は、順次、反復、分岐。

・アルゴリズムは複数あることが多い。

・目的を達成するために最適な手段を編み出す力や態度を身に付けることがとても大切。

※本実践は、次の実践を参考にした。また、ワークシートやコース図は、このサイトからダウンロードしたものを利用した。
若年層に対するプログラミング教育の普及推進報告2017(総務省)
「ものづくりDNA の継承をめざした、地域完結型プログラミング教育モデル」西日本電信電話株式会社(NTT西日本)・キャスタリア株式会社
http://programming.ictconnect21.jp/ntt-west.html

Ozobot

Ozobotは紙やスマートフォン、タブレット上に描かれた線に沿って動く小さなロボットです。OzoBlocklyとはOzobotをプログラムするためのツールで、オンライン上でブロックを組み合わせると、その組み合わせに応じてOzobotを自在にコントロールすることができます。OzoBlocklyはオンライン上で無料で公開されているため、いつでも誰でも利用できます。  https://www.ozobot.jp/より引用

 - ICT活用実践, 小学校, 小-総合的な学習の時間