高校生による「プログラミング体験教室」Sphero編
参加者:小学生(4~6年生) 約20名
実践日:平成31年2月27日(水)
実践者:岡山県立玉野光南高等学校 情報科生徒2名 一守 克己 教諭 西本 文栄 教諭
活用したICT | Sphero mini / iPad / プロジェクタ / |
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活用したアプリ | Sphero Play Sphero Edu |
ポイント | ・卒業を控えた高校3年生が市内の小学校で出前授業を実施
・対象はパソコンクラブの児童たち |
実践の様子
学習課題:楽しくプログラミングを体験しよう!
導 入
○高校生の自己紹介と説明。
展 開
①スフィロを指で動かそう(Sphero Play)
● 指でコントロールして、自由自在に動かしてみる
●高校生のもとへ全Sphero集合!
②スフィロをタブレットをかたむけて動かそう(Sphero Play)
●児童たちは歓声を上げながら、楽しく活動した
③ドローのプログラムで動かそう(Sphero Edu)
●Sphero Eduを使って、徐々にプログラムの存在に気付いていく。
④命令ブロックのプログラムで動かそう
●命令ブロックを組み合わせて、Spheroを動作させる。「まっすぐ進み、自分のところへ帰ってくる」と言う単純に思える命令でも、いざプログラムを作ると難しい。グループで協力しながら、いろいろと試行錯誤しながら、意図した動作ができるように工夫した。
高等学校 × 小学校 × 総合教育センターの取組のメリット
小学校プログラミング教育の実施は、何からスタートすればよいか、指導が難しいのではないかと不安を抱える学校が少なくない。そこで、プログラミングの経験があり、課題研究等の学習で地域に貢献したい高校生が出前授業を実施することにより、小学校におけるプログラミング体験が一歩前に進む。児童たちは、年齢の近い高校生から教えてもらうことで、楽しく学習できるメリットがある。小学校の教員は、児童が楽しく学習する様子をしっかりと見ることができ、自身の実践にも生かすことができる。しかし、高等学校と小学校の連携のきっかけはなかなか生まれにくい。総合教育センターでは、その仲介としての役割と、プログラミング教材の貸し出す役割を担った。今後も継続的にこの取り組みを実施し、他地域にも広げていきたい。