おかやまICT活用実践事例集

実践:小学校第5学年 算数【2単位時間】「コンピュータで正多角形の作図に挑戦!」

高梁市立高梁小学校
実践日:令和2年1月16日(木) 3~4時間目 授業者:安川 達 教諭

プログラミング教材プログル(多角形コース)
活用したICTキーボード付きタブレット端末(1人1台)
電子黒板
ポイント・正多角形を作図するプログラミング体験を、2単位時間で実施
・多くの児童がイメージしにくい「ロボットを回す角度」を体感させるために、正三角形を大きく印刷した模造紙を活用
・表を基にプログラムの仕組みを理解した後、正二十角形等様々な作図に挑戦

実践の様子

導入

既習事項を活用し、 白紙に、一辺が10㎝の正六角形を1分間以内に作図する。

コンパスを活用して、短時間で作図しようと試みたが、1分間以内は難しい。

展開(前半)

短時間で正確に正多角形を作図するために、 コンピュータ(プログル)を活用する。

ステージ4(正方形・繰り返しあり)を終えた段階で、ステージ3(正方形・繰り返しなし)との違いを比べると、「繰り返しの命令」を用いるとプログラムが簡潔に書けることが分かる。

ステージ5(正三角形)を体験した後、「ロボットを回す角度」を体感するために、正三角形を大きく印刷した模造紙を活用。ロボットになったつもりで、辺の上を歩いてみる。

ロボットの視点に立つと、一つ目の辺をかいた後は、右に大きく曲がる必要があり、回す角度は正三角形の一つの角の外側の大きさだということが体感できる。

分度器で、「ロボットを回す角度」を調べる。これらの体験を基に、プログラムを改善し、「ロボットを回す角度」は「180°ー1つの角の大きさ」で求められることに気付いた。

展開(後半)

後半は、「正二十角形の作図」に挑戦する。

正二十角形だと、「ロボットを回す角度」は「1つの角の大きさ」が分からないため求めることができない。「ロボットを回す角度」を求めるために、前時とは別の方法がないかを考える。

表を基に話し合う中で「円の中心を等分した角度」と「(ロボットを)回す角度」が等しいということが話題になった。 円の中心を等分した際は、「 360°÷辺の数」で求めたことから、正二十角形のロボットを回す角度は、「18°(360°÷20)」ではないかと考えた。

「20回繰り返す、18°右を向く」という命令をプログラムで試してみると、 正二十角形を作図することができた。 その後、他の正多角形でも、「ロボットを回す角度=360°÷辺の数」を用いると作図が可能かと考えた児童は、(360÷□)°の命令を使って正五十角形、正百角形…と次々に作図を行うことができた。

ま と め

ロボットを回す角度は、「360°÷□」で求めることができる。


正多角形の作図のプログラミング体験を2単位時間で実施したことで、児童は正多角形の特徴を理解するとともに、正多角形の作図のプログラムの仕組みを活用し、コンピュータを用いて創造性豊かに正多角形の作図を行うことが可能となった。

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