【GIGA取材】岡山県立岡山大安寺中等教育学校の取組

【岡山県立大安寺中等教育学校前期課程(中学校)でGIGAスクール実現に向けた2回目の校内研修が実施されました】

前回11月の研修後、校内でChromebookを使った、実践がスタートし、ClassroomやJamboardを授業での活用が始まっています。2月3日(水)の2回目の研修では、校内の活用をさらに広めるため、実践の中ででてきた課題の共有や、今後さらに充実させていく使い方を研修しました。

最初に、1人1台端末環境でClassroomとJamboardなどのツールを使い、他県で作成された動画や資料など先行事例の資料を共有し、自校での取組を振り返りながら、情報交換や協議を行ないました。ICTの活用10の場面についての具体的な事例も共有しました。

続いて、探究的な学びにつながるICT活用について演習を行ないました。東北学院大学の稲垣忠教授の書籍で紹介されている情報活用型プロジェクト学習について、具体的な学習単元をカードを使って生徒の活動を組み立てて、生徒の主体的な活動の中でのICT活用を検討しました。

1人1台端末の活用は端末を使って新たなことを始めるのではなく、今まで取り組んできた授業スタイルやわかりやすく説明するためのICT活用を生かしながら、生徒の主体的な学びを充実させるツールとして活用していくことが大切です。演習を通じてこのことを体験しました。

県立中学校4校では、ICT活用の取組について、情報交換を定期的に行っており、引き続き校内研修を通して、広い視点を持ちながら学校全体の取組として、教育の情報化に取り組んでいくとのことです。

岡山県内の小中学校には今年度内にほとんどの学校に1人1台端末の環境が整います。次年度からの本格的な実践に向けて、多くの学校で教員の研修が始まっています。すべての教員が授業で活用するためには、教員相互に学ぶ機会を繰り返し設ることや実践の中で課題が生じたら、教員相互に協力しながら進んでいくといった体制作りも大切です。

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