岡山県立岡山東支援学校(H28/29年度)【自分のこととして考える】

生徒指導件数の増加に伴って、高等部での授業を計画したが、参考とする指導方法や教材が見当たらず、中学校の実践を参考に、既存の動画教材を基に話合い活動を通して生徒自身が考える授業を行った。話し合いの場面では、各グループに教職員が進行役として加わりスムーズな話し合いを促す工夫をした。今後は小学部から高等部までの系統的な指導について研修を進めていく。

岡山県立倉敷琴浦高等支援学校(H28/29年度)【コミュニケーションの学習として】

コミュニケーションに関する授業の一部として情報モラルの指導を意識した内容を取り入れている。演習や話し合い等、生徒に考えさせる場面を設定し、自己理解や他者理解が深まる授業を実施している。保護者対象の資料配布、企業を招いた出前授業も行っている。

倉敷市立水島小学校(H28年度)【SNS体験に学ぶ】

情報モラルの年間指導計画を立て、実施している。4年生の学級では、多くの児童がネット社会に潜む危険を十分理解できていない実態を踏まえ、一人一台のタブレット端末を操作し、SNS疑似体験を行った。楽しいやり取りの中に、児童たちを惑わすメッセージを送信し、「失敗を経験する場(安易な判断で危険を招き、思いもよらない状況に陥っていく)」を設定することでSNSの楽しさや怖さについて、実感を伴った体験をさせた。

浅口市立金光小学校(H28年度)【小中連携で進める】

中学生を講師役として小学生にメディアコントロールの必要性を啓発する取組や、ICT支援員と連携した情報モラルの実践を継続的に行っている。6年生の学級では、SNSに自分が嫌な思いをする情報が投稿されたらというテーマで、動画資料を活用した実践を行った。自分だったらどのように対応するかを考え、全員の意見を一人一台のタブレット端末を活用して学級全体で共有し、適切な解決策を考えた。